国際女性の日記念イベント報告のアイキャッチ

3月8日(日)10:00‐12:00に喜多方プラザ文化センター小ホールで開催された「国際女性の日記念イベント」について報告いたします。

当日は小雪が舞う寒い一日となりましたが、そのような天気もなんのその、会場にお集まりいただいた方々の熱気で寒さも吹き飛ばす充実したイベントになりました。ご登壇いただいた皆様、ご来場いただいた全ての皆様に改めて御礼を申し上げます。

午前10時からモデレーターであるNHK福島放送局の吾妻謙アナウンサーの司会で、当会理事長の永遠瑠マリールイズから主催者挨拶があり、その後プログラムに従い、下記のような内容で本イベントが進行しました。

特別講演:会津を舞台とした作品を多く生み出されている作家 鶴賀イチ氏から幕末~明治に活躍された会津女性のお話がありました。地元の方でも名前くらいは聞いたことがあっても、その生き様や活躍の様子までは知らないことが多いのですが、鶴賀イチ氏のお話から時代に翻弄され激動する環境にさらされながらも力強く生きた会津女性達に来場された皆様も感動しきりでした。

基調講演:元自衛隊大湊地区総監長で2023年海上自衛隊史上初の女性海将となった近藤奈津枝氏より、女性隊員として経験された体験談や女性活躍の為の社会へのメッセージをいただきました。女性ならではの職場改善の視点や部下や同僚に対する様々な工夫・配慮などの経験談から、その地位から想像されるハードなイメージよりも細やかで心優しいソフトな上司像が垣間見られ、時折挟むジョークなどで会場を和ませていました。

福島県民男性代表のお話し:会津大学4年・NPO法人NSK_AIZU副理事の小林佑輔氏から、ご自身の趣味でもある落語を通じた地元の応援・活性化のお話やご自身の苦労話などを披露いただきました。落語家のような大変流暢な話しぶり、ユーモア溢れるエピソードなど、聴衆を引き付ける大変魅力的な大学4年生でした。目を閉じてお話に聞き入ると、とても大学生とは思えない大人びた口調も印象的でした。エフエム会津若松ボランティアパーソナリティも務められているとのこと。さすがのお話上手でした。

福島県民女性代表のお話し:福島大学3年・福島大学国際交流サークルColorsルワンダ班の小林詩音氏は、当会とのつながりや大学とサークルでご自身が取り組んできた活動などの紹介がありました。また、女性が様々な活動のリーダーとして活躍することの意義や苦労などについても率直な思いを聞くことができて、国際女性の日のテーマにも通じる良いお話でした。これからの福島県をけん引していく若い世代である両小林氏のお話は、時折ハッとさせられる意見や視点も多く、大変参考になると同時にこれからの彼らの活動に大いに期待したいと感じさせる内容でした。

登壇者セッション:国際女性の日イベントに相応しく、女性が活躍する社会の実現・女性の地位向上に関する討議が登壇者間で行われました。様々な経験談やご自身の活動の振り返りなどを通じて、近年女性の地位が上がってきている実感についても皆様から意見が寄せられました。特に印象的だったのは、「この勢いで女性の地位が向上していけば、国際女性の日は近い将来必要がなくなるのではないか」との意見や、「男女間の違いや差別を云々するのではなく、むしろ千差万別な個人個人の意見を尊重できる社会がより重要になって来る」などの意見が寄せられたことでした。今世界は紛争の拡大や覇権主義の横行など、平和とかけ離れた方向に向かいつつあるように感じられますが、「男女平等や世界平和について私達一人一人がその努力を怠らなければ、明るい未来も開けてくるのではないか。」と実感することが出来た大変すばらしいイベントであったと思います。

 

 

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